本投稿の証拠金は、2021年1月の最新レートで計算されています。
これから、TitanFX(タイタンFX)の証拠金について徹底解説していきます。
「必要証拠金の目安がわからない」
「資金を最大限に活用したい」
「簡単なリスク計算方法ってある?」
上記のような、疑問や要望に答えるため、
全銘柄の必要証拠金算出方法から、証拠金目安が一目で解る一覧表。
そして、下記のような計算を、簡単に行える方法などを紹介していきます。
- ポジションがどれだけの損失に耐えられるか?
- 現在の残高でどれだけのポジションを持てるか?
また、本投稿の情報ソースとなっている「TitanFX公式サイト」は以下のボタンからアクセス可能です。
※別ウィンドウで開きます。

以下、目次です。クリックタップするとジャンプする仕様になっています。
通貨ペアの必要証拠金
通貨ペアの証拠金の計算方法
まずは通貨ペアの証拠金から始めていきます。
通貨ペアの必要証拠金を求める計算式は以下の通りです。
現時点レート × 取引量(lot) ÷ レバレッジ = 必要証拠金
TitanFXの通貨ペアは、1ロット=10万通貨で、最小0.01ロットから取引可能です。
また最大レバレッジは500倍となっています。
以下、具体的な証拠金の計算例を紹介します。
証拠金の計算例
取引条件は以下の通りです。
- 取引銘柄:ドル円
- 現時点レート:106.42円
- 取引ロット数:0.01(=1000通貨)
- レバレッジ:500倍
上記のような取引条件の場合、必要証拠金は以下のように計算します。
106.42円×1000通貨(0.01ロット)÷500=213円(小数点切り上げ)
上記の計算例から、
ドル円を0.01ロット取引する場合、レバレッジ500倍だと証拠金は213円必要になると解ります。
ただ全通貨ペアを計算していくのは手間なので、下に一覧表を作っておきました。
メジャー通貨ペア証拠金一覧表
一覧表では、レバレッジ500倍、10万通貨(1ロット)取引する場合の証拠金を掲載しています。


通貨ペア | 必要証拠金 10万通貨当たり |
---|---|
🇺🇸USDJPY🇯🇵 (米ドル/円) |
20,598円 |
🇪🇺EURJPY🇯🇵 (ユーロ/円) |
25,120円 |
🇬🇧GBPJPY🇯🇵 (ポンド/円) |
28,216円 |
🇦🇺AUDJPY🇯🇵 (豪ドル/円) |
15,845円 |
🇳🇿NZDJPY🇯🇵 (NZドル/円) |
14,819円 |
🇨🇦CADJPY🇯🇵 (加ドル/円) |
16,219円 |
🇨🇭CHFJPY🇯🇵 (スイスフラン/円) |
23,407円 |
🇪🇺EURUSD🇺🇸 (ユーロ/米ドル) |
25,120円 |
🇬🇧GBPUSD🇺🇸 (ポンド/米ドル) |
28,216円 |
🇦🇺AUDUSD🇺🇸 (豪ドル/米ドル) |
15,845円 |
🇳🇿NZDUSD🇺🇸 (NZドル/米ドル) |
14,819円 |
🇺🇸USDCAD🇨🇦 (米ドル/加ドル) |
20,598円 |
🇺🇸USDCHF🇨🇭 (米ドル/スイスフラン) |
20,598円 |
🇪🇺EURGBP🇬🇧 (ユーロ/ポンド) |
25,120円 |
🇪🇺EURAUD🇦🇺 (ユーロ/豪ドル) |
25,120円 |
🇪🇺EURNZD🇳🇿 (ユーロ/NZドル) |
25,120円 |
🇪🇺EURCAD🇨🇦 (ユーロ/加ドル) |
25,120円 |
🇪🇺EURCHF🇨🇭 (ユーロ/スイスフラン) |
25,120円 |
🇬🇧GBPAUD🇦🇺 (ポンド/豪ドル) |
28,216円 |
🇬🇧GBPNZD🇳🇿 (ポンド/NZドル) |
28,216円 |
🇬🇧GBPCAD🇨🇦 (ポンド/加ドル) |
28,216円 |
🇬🇧GBPCHF🇨🇭 (ポンド/スイスフラン) |
28,216円 |
🇦🇺AUDNZD🇳🇿 (豪ドル/NZドル) |
15,845円 |
🇦🇺AUDCAD🇨🇦 (豪ドル/加ドル) |
15,845円 |
🇦🇺AUDCHF🇨🇭 (豪ドル/スイスフラン) |
15,845円 |
🇳🇿NZDCAD🇨🇦 (NZドル/加ドル) |
14,819円 |
🇳🇿NZDCHF🇨🇭 (NZドル/スイスフラン) |
14,819円 |
🇨🇦CADCHF🇨🇭 (加ドル/スイスフラン) |
16,219円 |
マイナー通貨ペア証拠金一覧表
通貨ペア | 必要証拠金 10万通貨当たり |
---|---|
🇿🇦ZARJPY🇯🇵 (南アフリカランド/円) |
1,410円 |
🇳🇴NOKJPY🇯🇵 (ノルウェークローネ/円) |
2,409円 |
🇸🇪SEKJPY🇯🇵 (スウェーデンクローナ/円) |
2,512円 |
🇸🇬SGDJPY🇯🇵 (シンガポールドル/円) |
15,605円 |
🇺🇸USDNOK🇳🇴 (米ドル/ノルウェークローネ) |
20,598円 |
🇺🇸USDPLN🇵🇱 (米ドル/ポーランドズウォティ) |
20,598円 |
🇺🇸USDSEK🇸🇪 (米ドル/スウェーデンクローナ) |
20,598円 |
🇺🇸USDTRY🇹🇷 (米ドル/トルコリラ) |
20,598円 |
🇺🇸USDCNH🇨🇳 (米ドル/人民元) |
20,598円 |
🇺🇸USDCZK🇨🇿 (米ドル/チェココロナ) |
20,598円 |
🇺🇸USDMXN🇲🇽 (米ドル/メキシコペソ) |
20,598円 |
🇺🇸USDRUB🇷🇺 (米ドル/露ルーブル) |
20,598円 |
🇺🇸USDSGD🇸🇬 (米ドル/シンガポールドル) |
20,598円 |
🇺🇸USDTHB🇹🇭 (米ドル/タイバーツ) |
20,598円 |
🇺🇸USDZAR🇿🇦 (米ドル/南アフリカランド) |
20,598円 |
🇪🇺EURNOK🇳🇴 (ユーロ/ノルウェークローネ) |
25,120円 |
🇪🇺EURPLN🇵🇱 (ユーロ/ポーランドズウォティ) |
25,120円 |
🇪🇺EURSEK🇸🇪 (ユーロ/スウェーデンクローナ) |
25,120円 |
🇪🇺EURTRY🇹🇷 (ユーロ/トルコリラ) |
25,120円 |
🇪🇺EURCZK🇨🇿 (ユーロ/チェココロナ) |
25,120円 |
🇪🇺EURSGD🇸🇬 (ユーロ/シンガポールドル) |
25,120円 |
🇪🇺EURZAR🇿🇦 (ユーロ/南アフリカランド) |
25,120円 |
🇬🇧GBPNOK🇳🇴 (ポンド/ノルウェークローネ) |
28,216円 |
🇬🇧GBPSEK🇸🇪 (ポンド/スウェーデンクローナ) |
28,216円 |
🇬🇧GBPSGD🇸🇬 (ポンド/シンガポールドル) |
28,216円 |
🇬🇧GBPTRY🇹🇷 (ポンド/トルコリラ) |
28,216円 |
🇦🇺AUDSGD🇸🇬 (豪ドル/シンガポールドル) |
15,845円 |
🇨🇭CHFSGD🇸🇬 (スイスフラン/シンガポールドル) |
23,407円 |
🇳🇴NOKSEK🇸🇪 (ノルウェークローネ/スウェーデンクローナ) |
2,409円 |
全通貨ペアの取引時間、スプレッドについてはTitnaFX公式:通貨取引条件を参考にして下さい。
株価指数の必要証拠金
株価指数の証拠金の計算方法
続いて、株価指数の必要証拠金の求め方を紹介していきます。
株価指数の必要証拠金の計算式は以下の通りです。
現時点価格 × 契約サイズor初期証拠金 × ロット数 ÷ レバレッジ = 必要証拠金
株価指数の計算式には「契約サイズ」が必要になります。
下記、TitanFXで取引可能な株価指数銘柄の紹介と銘柄ごとの契約サイズ一覧です。
- 株価指数:契約サイズ一覧
-
株価指数 契約サイズ 🇯🇵JPN225
日経225100 🇺🇸US30
ダウ平均1 🇺🇸S&P500
US5001 🇺🇸US2000
ラッセル20001 🇺🇸NAS100
ナスダック1001 🇺🇸USDX
ドルインデックス250(初期証拠金) 🇺🇸VIX
VIX恐怖指数250(初期証拠金) 🇨🇦CAN60
カナダ601 🇬🇧UK100
ロンドン1001 🇩🇪GER30
独301 🇪🇺EUSTX50
欧州501 🇫🇷FRA40
仏401 🇨🇭SWISS20
スイス201 🇳🇱NETH25
オランダ251 🇦🇺AUS200
豪2001 🇨🇳CN50
中国A501 🇭🇰HK50
香港ハンセン501 🇭🇰HSCEI
香港ハンセン総合指数1 🇸🇬SING30
シンガポール301 🇹🇼TWFTSE
FTSE台湾1 🇮🇳IND50
インド501
- 株価指数:銘柄紹介
-
日経225(JPN225)
日経平均株価とも呼ばれている日本で代表的な株価指数です。
ダウ平均株価(US30)アメリカの代表的な企業30社(コカ・コーラ社など)の株価から構成され、最も有名な株価指数です。
S&P 500(US500)ニューヨーク証券取引所などに上場している米国籍の企業500銘柄により構成される株価指数です。
ナスダック総合指数(NAS100)アメリカで大手ハイテク・ネット関連企業100社を含んだ株価の時価総額加重平均型指数です。マイクロソフトやアップルなどが含まれています。
ロンドン100(UK100)FTSE100種総合株価指数(FTSE100)とも呼ばれ、ロンドン証券取引所(LSE)で取引されている時価総額上位100銘柄で構成される株価指数です。
ラッセル2000インデックス(US2000)米国の証券取引所に上場している2000社の中小型株銘柄で構成され、アメリカ代表的な株価指数の一つです。
ドルインデックス(USDX)他の複数の通貨に対して、ドルの強弱をあらわした指数です。
VIX指数(VIX)恐怖指数とも呼ばれ、シカゴ・オプション取引所がS&P500から算出されて、30日後S&P500の変動幅を予測した指数です。
S&Pトロント60指数(CAN60)カナダのトロント証券取引所に上場している上位企業60銘柄で構成される株価指数です。
ドイツ株価指数(GER30)フランクフルト証券取引所で取引される主な30銘柄から構成されているドイツの代表的な株価指数です。
欧州50(EUSTX50)ドイツ、フランスなどの12カ先進国でスーパーセクターに選出されている50企業の株価から構成される株価指数です。ヨーロッパの全体的な景気を反映する指標だと言われています。
仏40(FRA40)CAC40とも呼ばれ、ユーロネクスト・パリ証券取引所で取引される40銘柄から構成される株価指数です。
ドイツGER30と共に欧州で二大株価指数の指標だと言われています。
スイス株価指数(SWISS20)スイス証券取引所に上場している200銘柄で構成される株価指数です。
AEX株価指数(NETH25)オランダのユーロネクスト・アムステルダムに上場している上位25銘柄で構成される株価指数です。
豪200(AUS200)ASX200とも呼ばれ、オーストラリア証券取引所で取引される200社から構成される株価指数です。
オーストラリアの代表的な株価指数です。
FTSE中国50インデックス(CN50)上海証券取引所に上場している企業50銘柄のA株から構成される株価指数です。
香港ハンセン株価指数(HK50)香港・上海・深圳証券取引所に上場している企業50銘柄のA株やB株など株から構成される株価指数です。
香港ハンセン総合指数(HSCEI)香港証券取引所に上場しているH株、Pチップ、レッドチップの銘柄で構成される株価指数です。
シンガポール30(SING30)シンガポール証券取引所上場している上30銘柄で構成される株価指数です。
FTSE台湾(TWFTSE)シンガポール証券取引所で2020年から取引されている台湾上位企業に関する株価指数です。
Nifty 50(IND50)インドのナショナル証券取引所に上場している50つの銘柄から構成され、インド代表的な株価指数です。
株価指数は最小0.1ロットから取引可能、最大レバレッジ500倍となっています。
以下、株価指数の証拠金計算例を紹介して行きます。
株価指数証拠金の計算例
取引条件は以下の通りです。
- 銘柄:日経255
- 現時点価格:23,264円
- 契約サイズ:日経225の場合は「100」
- ロット数:0.1
- レバレッジ:500
上記の取引条件の場合、必要証拠金は以下のように求められます。
23,264円×100×0.1÷500=465円(小数点切り上げ)
上記の計算例から、
日経225を0.1ロット取引する場合、レバレッジ500倍だと証拠金は465円必要になると解ります。
ただ全指数銘柄を計算していくのは手間なので、下に1ロットあたりの証拠金の一覧表を作っておきました。
株価指数証拠金一覧表
株価指数 | 必要証拠金 1ロット当たり |
---|---|
🇯🇵JPN225 日経225 |
5,458円 |
🇺🇸US30 ダウ平均 |
6,312円 |
🇺🇸NAS100 ナスダック100 |
2,654円 |
🇺🇸S&P500 US500 |
774円 |
🇺🇸US2000 ラッセル2000 |
408円 |
🇺🇸USDX ドルインデックス |
4,621円 |
🇺🇸VIX VIX恐怖指数 |
1,176円 |
🇨🇦CAN60 カナダ60 |
168円 |
🇬🇧UK100 ロンドン100 |
1,835円 |
🇩🇪GER30 独30 |
3,448円 |
🇪🇺EUSTX50 欧州50 |
892円 |
🇫🇷FRA40 仏40 |
1,399円 |
🇨🇭SWISS20 スイス20 |
2,516円 |
🇳🇱NETH25 オランダ25 |
159円 |
🇦🇺AUS200 豪200 |
1,058円 |
🇨🇳CN50 中国A50 |
3,676円 |
🇭🇰HK50 香港ハンセン50 |
730円 |
🇭🇰HSCEI 香港ハンセン総合指数 |
285円 |
🇸🇬SING30 シンガポール30 |
51円 |
🇹🇼TWFTSE FTSE台湾 |
268円 |
🇮🇳IND50 インド50 |
2,904円 |
株価指数の取引時間、スプレッド、現物配当などについてはTitnaFX公式:株価指数取引条件を参考にして下さい。
貴金属(メタル)の必要証拠金
貴金属の証拠金の計算方法
続いて、貴金属の必要証拠金の求め方になります。
貴金属の必要証拠金の計算式は以下の通りです。
現時点価格 × 契約サイズ × ロット数 ÷ レバレッジ = 必要証拠金
貴金属も株価指数同様、計算に契約サイズを使用します。
下記、TitanFXで取引可能な貴金属の銘柄ごとの契約サイズ一覧です。
- 貴金属:契約サイズ一覧
-
銘柄 契約サイズ 金/米ドル
XAU/USD100 銀/米ドル
XAG/USD5000 金/ユーロ
XAU/EUR100 銀/ユーロ
XAG/EUR5000 金/豪ドル
XAU/AUD100 プラチナ
XPT/USD100 パラジウム
XPD/USD100
貴金属は最小0.01ロットから取引可能、最大レバレッジ500倍となっています。
以下、貴金属の証拠金計算例を紹介して行きます。
貴金属の証拠金の計算例
取引条件は以下の通りです。
- 銘柄:金/米ドル
- 現時点価格:1,918.57ドル
- 契約サイズ:XAU/USD場合は「100」
- ロット数:0.01
- レバレッジ:500
上記のような取引条件の場合、必要証拠金は以下のように計算します。
1,918.57ドル×100×0.01÷500=3.83(ドル)
日本円に換算して約409円(小数点切り上げ)
上記の計算例から、
金/米ドルを0.01ロット取引する場合、レバレッジ500倍だと証拠金は409円必要になると解ります。
ただ全貴金属銘柄を計算していくのは手間なので、下に1ロットあたりの必要証拠金一覧表を作っておきました。
貴金属証拠金一覧表
銘柄 | 必要証拠金 1ロット当たり |
---|---|
金/米ドル XAU/USD |
39,614円 |
銀/米ドル XAG/USD |
27,878円 |
金/ユーロ XAU/EUR |
39,614円 |
銀/ユーロ XAG/EUR |
27,878円 |
金/豪ドル XAU/AUD |
39,614円 |
プラチナ XPT/USD |
22,443円 |
パラジウム XPD/USD |
50,687円 |
貴金属の取引時間、スプレッドなどについてはこちらのページを参考にして下さい。
原油商品の必要証拠金
原油商品の証拠金の計算方法
証拠金の計算式は以下の通りです。
ロット数×初期証拠金÷レバレッジ×パーセンテージ(100)÷契約サイズ×現時点価格=必要証拠金
原油銘柄の証拠金を求めるには、「契約サイズ」に加え「初期証拠金」が必要になります。
下記、TitanFXで取引可能な原油銘柄の初期証拠金と契約サイズになります。
念のため、原油銘柄の紹介も載せておきます。
- 原油:初期証拠金と契約サイズ
-
銘柄 初期証拠金 契約サイズ XTIUSD
WTI原油500USD 100 XBRUSD
ブレント原油500USD 100 USOUSD
WTI原油
INDEX200USD 100 UKOUSD
ブレント原油
INDEX200USD 100
- 原油:銘柄紹介
-
WTI原油(XTIUSD)
ニューヨーク・マーカンタイル取引所で取引されている原油の総称です。
一般的に原油価格といえばWTI原油の価格を指しています。
ブレント原油(XBRUSD)イギリス領北海の海上油田であるブレント油田から算出される原油の名前で、価格はWTI原油よりやや高めです。
WTI原油INDEX(USOUSD)USO/USDは、XTI/USDに100USDの補正価格を加えた原油CFD商品です。
原油の現物価格が0USDを下回った場合でも、USO/USDはマイナス価格になることなく取引可能です。
ブレント原油INDEX(UKOUSD)UKO/USDは、XBR/USDに100USDの補正価格を加えた原油CFD商品です。
原油の現物価格が0USDを下回った場合でも、UKO/USDはマイナス価格になることなく取引可能です。
原油商品は最小0.1ロットから注文可能、最大レバレッジ500倍となっています。
以下、原油商品の証拠金計算例を紹介して行きます。
原油商品の証拠金の計算例
取引条件は以下の通りです。
- 銘柄:UKOUSD
- ロット数:0.1
- 初期証拠金:200USD
- 契約サイズ:100
- 現時点価格:145.90
- レバレッジ:500倍
上記のような取引条件の場合、必要証拠金は以下のように計算します。
0.1×200÷500×100÷100×145.90=5.84(ドル)。日本円で約622円(小数点切り上げ)
上記 計算例から、
UKOUSDを0.1ロット取引する場合、レバレッジ500倍だと証拠金は622円必要になると解ります。
ただ全原油銘柄を計算していくのは手間なので、下に一覧表を作っておきました。
原油商品証拠金一覧表
銘柄 | 必要証拠金 1ロット当たり |
---|---|
XTIUSD WTI原油 |
取引停止中 |
XBRUSD ブレント原油 |
取引停止中 |
USOUSD WTI原油 インデックス |
6,140円 |
UKOUSD ブレント原油 インデックス |
6,280円 |
原油の取引時間、スプレッドなどについてはTitanFX公式:貴金属取引条件を参考にして下さい。
リスク管理の方法論
ここからは、証拠金維持率から見るポジションのリスク管理手法を紹介していきます。
以下、コンテンツ内容です。
- ポジションのリスクを把握する方法
- 強制ロスカットを避ける方法
ただ、上記について解説を始める前に、
まずは基本となる「ロスカット水準」と「証拠金維持率」を押さえてしまいます。
TitanFXの「マージンコール」「ロスカット」水準は以下の通りです。
- マージンコール……証拠金維持率90%
- 強制ロスカット……証拠金維持率20%
- 証拠金維持率とは
-
証拠金維持率とは、保有中のポジションが口座残高に対して占める割合を示す数値です。
以下、計算式です。
証拠金維持率=(有効証拠金÷必要証拠金) x100
ただ、証拠金維持率は計算しなくても、MT4/MT5で確認可能です。
念のため、下の閉じ込みに、MT4/MT5の証拠金維持率の確認方法を載せておきます。
- 証拠金維持率の確認方法(MT4/MT5)
-
▽タブで表示切替可能です▽
-
PC版MT4/MT5では、ターミナルウィンドウで証拠金維持率を確認可能です。
-
スマホ版MT4/MT5では、取引画面で証拠金維持率を確認可能です。
▽タブで表示切替可能です▽-
スマートフォン取引画面に証拠金維持率が表示されています。
-
ターミナルウィンドウに証拠金維持率が表示されています。
-
基本的な「ロスカット水準」「証拠金維持率」については以上です。
続いて、具体的なリスク管理方法について解説していきます。
保有ポジションのリスクを簡単に把握する方法
リスク管理の計算は、銘柄の「1pipの価値」を把握する事で、
面倒な証拠金の計算を行わなくても、簡単にリスクを把握する事が可能です。
以下で具体例を出し、その考え方を解説していきます。
口座残高10万円で、ドル円1万通貨のポジションは、何pipsの損失まで耐えられる?
取引条件は以下の通りです。
- 残高:10万円
- 現時点レート: 100円
- レバレッジ: 500倍
まず、取引銘柄は「ドル円」です。
ドル円を1万通貨取引する場合「1pip」の価値はいくらになるでしょう?
通貨ペアの1pipの価値は、通貨ペア右側の通貨を基準に割り出します。
ドル円なら「100円」、ユーロドルなら「1ドル」といった具合です。
念のため、下の閉じ込みに「TitanFX全銘柄の1pipの価値」を載せておくので参考にして下さい。
表の価格は、全て1ロット取引時の価格となっています。
- メジャー通貨ペア:1pipの価値
-
シンボル/(銘柄) 1pipのコスト 🇺🇸USDJPY🇯🇵
(米ドル/円)1000 JPY 🇪🇺EURJPY🇯🇵
(ユーロ/円)1000 JPY 🇬🇧GBPJPY🇯🇵
(ポンド/円)1000 JPY 🇦🇺AUDJPY🇯🇵
(豪ドル/円)1000 JPY 🇳🇿NZDJPY🇯🇵
(NZドル/円)1000 JPY 🇨🇦CADJPY🇯🇵
(加ドル/円)1000 JPY 🇨🇭CHFJPY🇯🇵
(スイスフラン/円)1000 JPY 🇪🇺EURUSD🇺🇸
(ユーロ/米ドル)10 USD 🇬🇧GBPUSD🇺🇸
(ポンド/米ドル)10 USD 🇦🇺AUDUSD🇺🇸
(豪ドル/米ドル)10 USD 🇳🇿NZDUSD🇺🇸
(NZドル/米ドル)10 USD 🇺🇸USDCAD🇨🇦
(米ドル/加ドル)10 USD 🇺🇸USDCHF🇨🇭
(米ドル/スイスフラン)10 CHF 🇪🇺EURGBP🇬🇧
(ユーロ/ポンド)10 GBP 🇪🇺EURAUD🇦🇺
(ユーロ/豪ドル)10 AUD 🇪🇺EURNZD🇳🇿
(ユーロ/NZドル)10 NZD 🇪🇺EURCAD🇨🇦
(ユーロ/加ドル)10 CAD 🇪🇺EURCHF🇨🇭
(ユーロ/スイスフラン)10 CHF 🇬🇧GBPAUD🇦🇺
(ポンド/豪ドル)10 AUD 🇬🇧GBPNZD🇳🇿
(ポンド/NZドル)10 NZD 🇬🇧GBPCAD🇨🇦
(ポンド/加ドル)10 CAD 🇬🇧GBPCHF🇨🇭
(ポンド/スイスフラン)10 CHF 🇦🇺AUDNZD🇳🇿
(豪ドル/NZドル)10 NZD 🇦🇺AUDCAD🇨🇦
(豪ドル/加ドル)10 CAD 🇦🇺AUDCHF🇨🇭
(豪ドル/スイスフラン)10 CHF 🇳🇿NZDCAD🇨🇦
(NZドル/加ドル)10 CAD 🇳🇿NZDCHF🇨🇭
(NZドル/スイスフラン)10 CHF 🇨🇦CADCHF🇨🇭
(加ドル/スイスフラン)10 CHF - マイナー通貨ペア:1pipの価値
-
シンボル/(銘柄) 1pipのコスト 🇿🇦ZARJPY🇯🇵
(南アフリカランド/円)1000 JPY 🇳🇴NOKJPY🇯🇵
(ノルウェークローネ/円)1000 JPY 🇸🇪SEKJPY🇯🇵
(スウェーデンクローナ/円)1000 JPY 🇸🇬SGDJPY🇯🇵
(シンガポールドル/円)1000 JPY 🇺🇸USDNOK🇳🇴
(米ドル/ノルウェークローネ)10 NOK 🇺🇸USDPLN🇵🇱
(米ドル/ポーランドズウォティ)10 PLN 🇺🇸USDSEK🇸🇪
(米ドル/スウェーデンクローナ)10 SEK 🇺🇸USDTRY🇹🇷
(米ドル/トルコリラ)10 TRY 🇺🇸USDCNH🇨🇳
(米ドル/人民元)10 CNH 🇺🇸USDCZK🇨🇿
(米ドル/チェココロナ)10 CZK 🇺🇸USDMXN🇲🇽
(米ドル/メキシコペソ)10 MXN 🇺🇸USDRUB🇷🇺
(米ドル/露ルーブル)10 RUB 🇺🇸USDSGD🇸🇬
(米ドル/シンガポールドル)10 SGD 🇺🇸USDTHB🇹🇭
(米ドル/タイバーツ)10 THB 🇺🇸USDZAR🇿🇦
(米ドル/南アフリカランド)10 ZAR 🇪🇺EURNOK🇳🇴
(ユーロ/ノルウェークローネ)10 NOK 🇪🇺EURPLN🇵🇱
(ユーロ/ポーランドズウォティ)10 PLN 🇪🇺EURSEK🇸🇪
(ユーロ/スウェーデンクローナ)10 SEK 🇪🇺EURTRY🇹🇷
(ユーロ/トルコリラ)10 TRY 🇪🇺EURCZK🇨🇿
(ユーロ/チェココロナ)10 CZK 🇪🇺EURSGD🇸🇬
(ユーロ/シンガポールドル)10 SGD 🇪🇺EURZAR🇿🇦
(ユーロ/南アフリカランド)10 ZAR 🇬🇧GBPNOK🇳🇴
(ポンド/ノルウェークローネ)10 NOK 🇬🇧GBPSEK🇸🇪
(ポンド/スウェーデンクローナ)10 SEK 🇬🇧GBPSGD🇸🇬
(ポンド/シンガポールドル)10 SGD 🇬🇧GBPTRY🇹🇷
(ポンド/トルコリラ)10 TRY 🇦🇺AUDSGD🇸🇬
(豪ドル/シンガポールドル)10 SGD 🇨🇭CHFSGD🇸🇬
(スイスフラン/シンガポールドル)10 SGD 🇳🇴NOKSEK🇸🇪
(ノルウェークローネ/スウェーデンクローナ)10 SEK - 株価指数(インデックス):1pipの価値
-
シンボル/(銘柄) 1pipのコスト 🇯🇵JPN225
(日経225)100 JPY 🇺🇸US30
(ダウ平均株価指数)1 USD 🇺🇸US500
(S&P500)1 USD 🇺🇸US2000
(ラッセル2000)1 USD 🇺🇸NSA100
(ナスダック100)1 USD 🇺🇸USDX
(ドルインデックス)100 USD 🇺🇸VIX
(VIX恐怖指数)10 USD 🇨🇦CAN60
(S&Pトロント60指数)1 CAD 🇪🇺EUSTX50
(ユーロストック50)1 EUR 🇬🇧UK100
(FTSE100)1 GBP 🇩🇪GER30
(ドイツ株価指数)1 EUR 🇫🇷FRA40
(CAC40)1 EUR 🇨🇭SWISS20
(スイス株価指数)1 CHF 🇳🇱NETH25
(AEX株価指数)1 EUR 🇦🇺AUS200
(オーストラリア株価指数)1 AUD 🇨🇳CN50
(FTSE中国50インデックス)1 USD 🇭🇰HK50
(香港ハンセン株価指数)1 HKD 🇭🇰HSCEI
(香港ハンセン総合指数)1 HKD 🇸🇬SING30
(ストレーツ・タイムス指数)1 SGD 🇹🇼TWFTSE
(FTSE台湾)1 USD 🇮🇳IND50
(Nifty 50)1 USD - 貴金属(メタル):1pipの価値
-
シンボル/(銘柄) 1pipのコスト XAUUSD
(金/米ドル)10 USD XAUEUR
(金/ユーロ)10 EUR XAUAUD
(金/豪ドル)10 AUD XAGUSD
(銀/米ドル)50 USD XAGEUR
(銀/ユーロ)50 EUR XPDUSD
(パラジウム/米ドル)10 USD XPTUSD
(プラチナ/米ドル)10 USD - 原油(オイル):1pipの価値
-
シンボル/(銘柄) 1pipのコスト XTIUSD
(WTI原油/米ドル)– USOUSD
(WTI原油/米ドル インデックス)10 USD XBRUSD
(ブレント原油/米ドル)– UKOUSD
(ブレント原油/米ドル インデックス)10 USD
つまり、ドル円を1万通貨取引する場合、1pipの価値は100円となるため、
口座残高10万円だと、大体1000pipの損失まで耐えられる計算になります。
ただ、上記はロスカット水準を考慮していません。
ロスカット水準を考慮した場合の正確な値は、下記手順で求める事が可能です。
- 必要証拠金を算出
- ロスカット時の残高を算出
- 許容損失額を算出
- 1pip増減/円損益を算出
- 耐えられるpipsを算出
-
【手順1】 必要証拠金を算出
現時点レート×取引量÷レバレッジ=必要証拠金
100×1万通貨÷500=2,000円 -
【手順2】 ロスカット時の残高を算出
必要証拠金×ロスカット水準(%)=ロスカット時の残高
2,000×20%=400円 -
【手順3】 許容損失額を算出
口座残高-ロスカット時の残高=許容損失額
10万円-400円=99,600円 -
【手順4】 1pipの価値を算出
ドル円1万通貨の場合100円
1pipの価値=100円/pip -
【手順5】 耐えられるpipsを算出
許容損失額÷1pipの価値=耐えられるpips
99,600円÷100円/pip=996pips
上記の計算例から、口座残高10万円で、ドル円1万通貨のポジションの場合、
996pipsの損失まで耐えられるという結果になりました。

念のため、もう1点「よくあるリスク計算」を紹介しておきます。
ドル円1万通貨のポジションが、100pips逆行しても耐えられる口座残高は?
取引条件は以下の通りです。
- 円建口座
- 現時点レート:100円
- 逆行:100pips
- レバレッジ:500倍
この場合も、取引銘柄の「1pipの価値」さえ把握しておけば、簡単に計算できてしまいます。
ドル円1万通貨の1pipの価値は100円です。
つまり、100pips逆行したら、1万円の損失となる訳です。
ただ、やはりロスカット水準が関係してくるため、正確な数値は以下の計算方法で求めて下さい。
- 必要証拠金を算出
- ロスカット時の残高を算出
- 1pip増減/円損益を算出
- 100pips逆行の許容損失額を算出
- 耐えられる残高を算出
-
【手順1】必要証拠金を算出
現時点レート×取引量÷レバレッジ=必要証拠金
100×1万通貨÷500=2000円 -
【手順2】ロスカット時の残高を算出
必要証拠金×ロスカット水準(%)=ロスカット時の残高
ロスカット時の残高は、2,000×20%=400円 -
【手順3】1pipの価値を算出
ドル円1万通貨の場合100円
1pipの価値=100円/pip -
【手順4】100pips逆行時の損失額を算出
逆行pips数×1pipの価値=損失額
100pips×100円=1万円 -
【手順5】耐えられる残高を算出
ロスカット時の残高+損失額=耐えられる残高
400円+1万円=10,400円
上記の計算例から、ドル円1万通貨のポジションで、100pips逆行した場合、
10,400円以上の口座残高があれば耐えられる結果となりました。

一見 面倒な計算に見えるリスクを測る計算式ですが、、慣れてしまえば瞬時に算出可能です。
強制ロスカットを避ける方法
次は、強制ロスカットを回避する方法について解説していきます。
当たり前の事柄ばかりと思われるかもしれませんが、見落とすと危険な事柄でもあるため、念のため紹介しておきます。
取引ロット数を下げる
ハイレバレッジはリスクが大きく危険だと思われがちですが、実際にリスクを左右しているのは「取引ロット数」です。
口座残高に対し、適切なロットでトレードする事で、不本意なロスカットを回避する事ができます。
下図は、強制ロスカットに至るまでのpip差を比較した図です。
口座残高10万円で「1ロット」と「0.1ロット」の場合を比較しています。

0.1ロットと1ロットでは、強制ロスカットに至るまでのpipの差が「900pips」異なります。
つまり、取引量が「1/10」になると、強制ロスカットまで耐えられるpipsは「10倍」になるという訳です。
ポジションの部分決済
保有ポジションの一部を決済する事で、証拠金維持率を引き上げる事ができます。

上図のように、保有ポジション1ロットを、半分の0.5ロットまで調整した場合、
必要証拠金は半分となり、証拠金維持率も2倍に上昇します。
つまり、ポジションを部分的に決済する事で、必要証拠金を下げ、証拠金維持率を安全圏まで引き上げるという訳です。
資金の追加
強制ロスカットを避ける一番簡単な方法は、有効証拠金を増やす事です。
つまり、該当口座へ入金する事で、証拠金維持率の引き上げを行うという意味になります。
入金方法に関しては、以下の関連記事を参考にして下さい。
同一口座内で両建て
強制ロスカットを避けるために「両建て」を行うという方法もあります。
両建てにより、ポジションの損益が固定されるため、強制ロスカットを回避する事ができます。
以下は、両建をした場合の取引画面です。

上の画像のように両建てを行うと、含み損が固定され、必要証拠金はゼロになります。
TitanFXでは同一口座内の両建てであれば認められています。
ただ、別口座や、別会社間での両建ては、規約違反とり、口座を凍結されてしまうため、行わないようにして下さい。
損切りの徹底
当たり前ですが、強制ロスカット水準に達する前に、損切りする事で、強制ロスカットを回避可能です。
あらかじめ許容できる損失を決めてトレードをする事で、
強制ロスカットや許容範囲を超える損失を回避する事ができます。
下図は、TitanFX証拠金維持率とロスカット変化のイメージ図です。
取引のたび、損失の許容量を決め、損切りを徹底する事で、強制ロスカットを回避する訳です。
適切な損切ラインを守っていれば、通常マージンコールされる事さえ無いかと思われます。
強制ロスカットを回避する方法は以上です。
強制ロスカットになりそうになり、慌てている方は、とりあえず「両建て」で良いのではないかと思われます。
両建ての解除は、いつでも出来るため、じっくり時間をかけて決断を行って下さい。
TitanFX証拠金まとめ
証拠金というものは、レートにより常に変化していくものです。
必要証拠金の正確な現在値を知りたい方は、下の計算式により算出して下さい。
詳細は、各リンクをクリックする事で、該当箇所までジャンプできます。
- 通貨ペア計算式
現時点レート × 取引量(lot) ÷ レバレッジ = 必要証拠金 - 株価指数(インデックス)計算式
現時点価格 × 契約サイズ × ロット数 ÷ レバレッジ - 貴金属(メタル)計算式
現時点価格 × 契約サイズ × ロット数 ÷ レバレッジ - 原油(オイル)計算式
ロット数×初期証拠金÷レバレッジ×100÷契約サイズ×現時点価格
正確な値は必要なく、目安だけ知りたいという方は、証拠金目安一覧表を参考にしてもらえればと思います。
当サイトの証拠金一覧表は、毎月最新のレートで再計算したものを掲載しています。
また、リスク管理に関しては、
銘柄ごとの1pipの価値を基に求める事で簡単にリスクの把握が可能となっています。
コツを掴めば、リスクを最小限に抑える事も出来るようになるかと思われます。
TitanFXの証拠金に関しては、以上となります。

よければ、TitanFXに関する、他の投稿も参考にしてみて下さい。